カテゴリ: 自然 地域: 篠山城跡周辺 記録者: きしやん (登録日: 2016/11/14 更新日: 2019/07/04)
今年は暖房器具の出番がかなり遅かったですが、ここ半月ほどの寒さに引っ張られるように紅葉が一気に進んできましたね。紅葉と書いて、あるときは「こうよう」、またあるときは「もみじ」と読みます。一般的に紅葉(こうよう)というのは秋に木々が落葉する前に赤や黄色などに葉の色が変わる、もしくは変わった状態を総称したものです。つまりカエデなど赤くなると「紅葉」、イチョウなど黄色くなれば「黄葉:おうよう」、ブナなど茶色くなれば「褐葉:かつよう」と分類されるとか。ネットで調べると万葉集の中には紅葉を詠んだ歌が80首余りあるそうです。ただ当時の歌人にとっては、私たちのもみじの紅葉より、銀杏の黄葉の方がロマンをかき立てていたようです。それは中国の最も高貴な色である陰陽五行説の中央の黄色、つまり皇帝の色。恐れ多くも畏くもという絶対的な色だと。ところが平安時代になると万葉のときの奈良時代とちがって「黄色よりも赤色のほうが綺麗じゃん!!」となり、古今和歌集では紅葉(もみじ)が一世を風靡するようになったそうです。ちなみにカエデという言葉はその葉がカエルの手に似ていることから、蛙手(かえるで)が転嫁したという説が支配的だと。今では赤ちゃんの手の愛称がそうですね。そういえば今年で満1歳の姪の子どもが我が家に来たときは、その愛くるしいモミジのような手で握手して和ませてくれるんですが、卓越したその集金力にはしばしば見とれてしまうことがあります。。。
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