カテゴリ: 自然 地域: 篠山市街地 記録者: きしやん (登録日: 2016/11/07 更新日: 2019/07/04)
キンモクセイ(金木星)の花が終わって、次に目に飛び込んでくるのが、トキワサンザシ(常盤山櫨子)の真っ赤な実でしょうか。園芸店では「ピラカンサ」で一括りにされてることが多いようですが、一般的には赤系ならトキワサンザシが総称であるようです。ちなみに市役所本庁舎前の庭(電気自動車急速充電器の傍)にあるのは、実が黄色なのでタチバナモドキと呼ばれますが同じ仲間です。ご覧の通り真っ赤な実をつけてますが、鳥たちは見向きもしません。と、いうのもこの実には毒があるとか。ネットで調べると青酸配糖体という毒性分があり、1997年に長野県で渡り鳥のレンジャクが大量死したので調べると、その鳥たちの食道や胃からピラカンサの実が見つかり、内容物からはシアンが検出されたそうです。ついでにいうと枝には鋭い棘があるのでうっかり触ると痛い目に・・・おーこわ。まあ〜ちょっと触るだけなら大丈夫だろうと少し頂戴してきました。わずか数ミリほどの大きさですが、もう次の種を宿してましたよ。ぱっと見じゃ「これって柿じゃん!」と勘違いしそうですね。で、それじゃ鳥たちはこの実を食べないのかというと雪が降って食料事情がキツくなると食べるそうです。でも少しずつ少しずつのペース。いっぺんに食べると中毒してしまうから。でもその毒性は実の熟成とともに消えてゆくとかで、鳥たちもそのことを知っていて年明けを待っているんでしょうね。ただこの鈴なりの赤い実をジッと見てると毎年のようにイクラに見えてしまうのはなんでだろう。。。
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