地域: 篠山城跡周辺 記録者: きしやん (登録日: 2016/03/24 更新日: 2019/07/04)
もうそろそろだと思ってましたが、やっぱりありました。土筆(つくし)はトクサ科トクサ属の多年草で、春の到来を告げる植物としてお馴染み過ぎるほど代表的な草木です。ネットで調べると土筆が生えてくる時期は2回だそうで、そのときの陽気(気温)によるときと日照時間によって生えてくるとか。「つくし誰の子スギナの子」土筆は土の中でスギナと根が繋がっていて、スギナより先に顔を出します。つまり土筆は胞子を出すことから「胞子茎」と呼ばれ、スギナは「栄養茎」で、それぞれに役割があるそうですよ。そして、胞子を出し尽くした土筆は枯れて姿を消し、その後にはスギナが背丈を伸ばし、あたり一面は鮮やかな緑色に覆い尽くされるわけですね。ちなみにスギナは防除が困難な雑草(!)の一つで、田畑に生えてくると収穫にも影響するので農家にとっては厄介者ということになります。土筆の語源はスギナにくっついて出てくる事から「付く子」、袴のところで継いでる様に見えることから「継ぐ子」になった説が一般的だとか。でもこれはどう見たって「筆」を連想してしまうし、「土」からニョッキリと出てくるんだから素直に当て字でこうなったという方が自然かも・・・そういえば今月になってからマスク着用の方が一段と増えてきたようです。植物の芽生えや生育から四季の変化を味わえるのは日本人として嬉しいですが、花粉の飛散も春の風物詩のひとつになってきたのかも知れませんねえ。。。
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