カテゴリ: 自然 地域: 篠山城跡周辺 記録者: きしやん (登録日: 2015/07/31 更新日: 2019/07/04)
このオニユリがあちこちで咲くと「夏本番」という感じがしてより暑く感じてしまうのですがどうでしょうか?ユリは人類史上最も古くから栽培された花のひとつだそうです。日本には世界中に100種類あるとされるユリの15種類あるそうですが、その大きさや色彩、香りなどで鑑賞価値が高く今も園芸植物として世界市場を席巻しているとか。オニユリ(鬼百合)の名前の由来は、花びらに黒い斑点模様が沢山あり、橙色がかかった赤い花びらに黒の斑点が目立つ事や花の色や形から「赤鬼」を連想させた事から付いたといわれてますが、それにしても恐ろしい名前をつけられたものですね。葉の付け根にある黒い球がムカゴで、この玉がつくのがオニユリの特徴です。新潟県にはこの花にまつわる民話があります。昔、あるところに、馬を飼い、田畑を耕して暮らしている青年がいました。ある晩、きれいな娘が青年の家に来て、一晩泊めてくれるように頼みました。 青年は娘をもてなすことが出来そうもなかったので断わりましたが、娘は「私がご飯を炊いたり料理をしたりします」と言うので、結局泊めてやることにしました。それからというもの娘は毎朝早起きして家事を一生懸命にこなし、とうとう青年の嫁になりました。ある日、草の中からきれいなオニユリの花が1本出てたので嫁に見せようと思い、嫁を呼びましたが返事がありませんでした。青年が嫁を捜しに家に入ると、嫁が座敷の真ん中で倒れているのを見つけた。嫁は青年にいった。「私はオニユリの花。あなたが毎日山で草刈りをしながら歌っているのを聞いて、あなたと一緒に暮らしたいと思っていた。その思いがかなって今まで一緒に暮らしていたが、今日あなたに刈られてしまったので私はもう死んでしまう。今まで有難う御座いました。」後には萎れた赤いオニユリが残るだけでした。ちょっと触れただけでも強力な?雄しべの花粉がつきますが、これがちょっと洗ったくらいでは落ちません。民話のとおりそっとしておくことをオススメしますよ。。。
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