カテゴリ: 自然 地域: 篠山市街地 記録者: きしやん (登録日: 2015/07/10 更新日: 2019/07/04)
よく公園と道路の境に植えられているのですが、ふだんは存在感がほぼゼロです。初夏になるとご覧のような白い小さな花をたくさん咲かせて”ちょっとだけ”目立ちますが、秋になると真っ赤な光沢のある果実を実らせます。その鮮やかな赤色が珊瑚のように見えることから珊瑚樹(サンゴジュ)と名付けられたそうです。かくいう私もよく通るのですが、蕾どころか花が咲いてもスルーしっぱなしで、今回ようやく気づいたという次第ですね。直径7ミリほどの小さい花ですが、よく見ると反り返った花弁と葯(やく)をつきだした雄しべなど、なかなか見応えのある花かと。この時期は他にたくさんの花が咲いていますが、サンゴジュには多くの虫たち(多くは蜂)が引きも切らずにやってくるくらいですから、よほど美味しい香りや樹液があるんでしょうね。生け垣に使われるのは葉が厚いのでなかなか着火しないのと、材自体に水分が多いのでイチョウと同じく防火林の役目も果たすそうです。まさしく定番のエバーグリーンというところでしょうかねえ。ちなみに花言葉は「負けず嫌い」って、もしかして意地っ張り???いやいや・・ここは私たちを守るために火に対抗して頑張ってくれているんだということにしておきましょうか。。。
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