カテゴリ: 自然 地域: 篠山 記録者: きしやん (登録日: 2014/08/19 更新日: 2019/07/04)
先日にクルマで通りかかったら大輪の花を咲かせていたのですが「アレレ?たしかこれは9月中頃から咲くはずでは?」とスルーしてました。・・で改めて訪ねてみるとやっぱりスイフヨウ(酔芙蓉)でしたね。その名の通り、酔っ払いの芙蓉。時間とともにお酒に酔うように色を変えることからその名の由来です。なぜスイフヨウは時間とともに赤くなるのか?これには諸説ありますが植物にとっても、太陽からの紫外線は有害だとか。だから赤道直下や熱帯原産の植物の多くはアントシアニンという色素を出して自らを赤くして身を守るそうです。でもそれならば最初から赤くなってれば良いのであって、なんで最初は白なの?という素朴な疑問が出てきますがどうやらこれは虫たちを呼び寄せる作戦ではないかというのが支配的な解釈だそうです。花が美しく咲くのは人に気に入られるためではなくあくまで自分たちのためで、種の保存のためにはどうしても虫たちに気に入ってもらわなければならない。虫が見える色と人間が見える色とでは違っていて、白色はかならずしも白色ではなく、蜜のありかを教える色はどうやら人間にとっての白色なのではないか?あるいは夏に咲く花は赤色か黄色が多いので「ここはいっちょ白色で目立っておいて目的を果たしてから赤くなってやろう」と企んでいるのではないかと。傍らには頑張り屋のキバナコスモスが秋の装いを演出してるよう。。。
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