カテゴリ: 自然 地域: 篠山城跡周辺 記録者: きしやん (登録日: 2017/02/27 更新日: 2019/07/04)
今の季節は植物たちが春をジッと待ってるかのようです。白い冬芽はやっぱり青空を背景にするのが映えるのでこちらも今まで待ってました。枝先にはムフモフ感?いっぱいの冬芽が暖かそう。中国原産の樹木ですが英名をJapanses magnoriaと書くので、どう見ても日本が原産国だと誤解されるでしょうね。同じ仲間のコブシの冬芽が左右あちこちを向くのに対して、ハクモクレンのそれはみな揃って天を向いています。そして開花の頃になるとその先端は北を向くようになるそうですよ。・・と言っても方位が分かるのは開花直前の一時期だけで、花が咲いてしまうとその向きはもバラバラだとか。ちょっと冬芽の部分を拡大してみたのですが、よく見ると3つの固まりになっています。まず筆先のように大きなものは「花芽」で名前のとおり、花になる部分です。そして横にスリッパみたいなのが「葉芽」で、新しい葉になります。最後にちょっとピンボケしてますが、葉芽のミニサイズが「側芽」でこれも新しい葉になるとか。つまり3枚重ねで暖かくなると順番に脱いでゆき、全て脱げば春到来です。ちなみにネットで調べるとモクレンはイチョウと並ぶ地球上で最古の草木の一つだそうです。およそ1億5000万年前のジュラ紀から白亜紀で、その頃に栄えた恐竜もこの花を見てたということになりますね。・・って、1億5000万年前ですか?!まあ〜科学的にはそういうことなんでしょうが凡人代表の自分としては、こういう研究をされてる方にとって住宅ローンなんて、一瞬の瞬きのように些細なことなんだろうなあ〜って想像してしまいます。。。
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