カテゴリ: 自然 地域: 篠山 記録者: きしやん (登録日: 2016/09/12 更新日: 2019/07/04)
稲刈りの後の田圃にはご覧のような可愛い藁の三角帽子が出現します。毎年のことなんですが、なんとなく全校生徒が集合してるようなほっこりとした気分にさせてくれますね。現在よりも稲作が盛んであった日本では、藁は大量に出る副産物であり、これをどう上手く利用してゆくかは生活そのものでした。いまでこそ畑の肥料や冬場の畑の霜よけ、雑草防止くらいですが、昭和初期までは家畜の飼料、燃料、緩衝材、藁製品(畳、草履、麦わら帽子、納豆・・)など、パーフェクトな素材だったことになります。ネットで調べると稲藁の利用状況は飼料用約1割でその他を合わせてもせいぜい2割ほどだそうです。つまり残りの殆どはすき込み・焼却処分だとか。でも最近ではバイオエタノールの原料として有望だとかで、コスト等々さえクリアすれば環境対策として注目される植物のひとつだそうですよ。ちなみに藁の三角帽子という呼称はほぼ全国区ですが、東日本では「わらぼっち」、四国・中国地方では「わらぐろ」と呼ぶところもあるそうです。・・・って「わらぐろ」???はて篠山市にもそんなキャラクターがいたような・・(・_・)…ン?
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