カテゴリ: 自然 地域: 篠山市街地 記録者: きしやん (登録日: 2015/12/09 更新日: 2019/07/04)
まだ暖冬傾向ではありますが、しばしば「さぶっ!!」と口ずさむような朝が出てきましたね。人生の半分以上も硬式テニスをやって、その殆どを篠山スポーツセンターでプレイしているというのに”そよご”があるとは知りませんでした。漢字で書くと「冬青」。なるほど冬でも青々とした葉で触ってみると硬くて艶があります。そのため風に吹かれると葉同士が擦れ合って音を立てる”そよぐ”が語源とか。ためしに小枝を揺すってみるとアルミ箔が擦れ合わさるような乾いた音でしたよ。同じ赤い実でも南天は新年を迎えるころには小鳥たちに完食?されてしまいますが、同じような色と大きさである冬青は枝に残ってるそうです。何故かというと、小鳥といえどもちゃんと味覚が備わっているそうで、彼らも私たちと同じく「やっぱり美味しいほうから食べなくちゃね」とか。ところが雪が積もってグルメを優先してたつもりでも、他の実が見えなくなってしまうと選り好みしてる場合ではないので、雪に隠されにくい(おまけに赤くて目立つ)冬青がスポットライトを浴びる。 まあ〜冬場の非常食であることは間違いなさそうかと。今日は二十四節季の第21にあたる「大雪」で、本来なら雪が激しく降り始めるころ。正式には期間的な意味を指し、今日から冬至までをまとめてそう呼ぶそうですよ。この頃より山岳は冠雪するようになり、平野部でも初氷が張り、熊が冬眠に入るようになるとか。長らく楽しませてくれた山茶花も見事な花びらの絨毯を演出してくれ、季節の世代交代も初冬の終わり?にさしかかったようですね。
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