カテゴリ: 自然 地域: 城北 記録者: きしやん (登録日: 2015/07/27 更新日: 2019/07/04)
ぱっと見じゃ芙蓉（ふよう）とそっくりですが木槿（むくげ）です。実は今までその違いを知らなかったのですが、ネットで調べると芙蓉の葉は多角形の掌状で、木槿のそれは朝顔の葉みたいに少し控えめに開いているとか。ちなみに木槿は韓国の国花ですが、日本でも千利休の孫・宗旦は好んで夏の御茶事の生け花にこの木槿を使ったらしく、八坂神社の粽（ちまき）の御守りの代用の花としても利用されています。市川海老蔵主演の｢利休にたずねよ」のDVDジャケットにも木槿の花が描かれてますが、そのときは「ハイビスカスみたいな花だなあ〜」と、茶室には派手すぎて違和感があったと憶えています。原産国はインドや中国で奈良時代に渡来したそうですから、仏教伝来とともにやって来たことになりますね。朝咲いたら、その日に萎んでしまう一日花ですが、控えの選手（ツボミ）たちが数珠繋ぎで待ってますので９月末頃まで楽しめますよ。
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