カテゴリ: 自然 地域: 篠山 記録者: きしやん (登録日: 2014/12/19 更新日: 2019/07/04)
数日前から気象予報士が降るぞ！降るぞと散々に脅しては？いましたが、ようやく篠山地方にも初雪となりました。なんでも今回の低気圧はこの季節としては超弩級などとスポーツ新聞みたいな派手な文言でしたが、とにもかくにもこちらは予想したよりも影響がなかったようでホッとしましたね。基本的には寒がりな自分ですがやっぱり初雪というのはワクワクします♪初雪というと３０年ほどまえにアマチュア無線で知り合ったそこそこ有名なアマ登山家のことを思い出した。「初雪の日は登山してはいけないよ。見てはいけないものが見えちまう。普段は見えないものが、雪のおかげで見えることがあるんだ、きっとそれは命取りになるから」と。彼は勝ち気な性格でなんでも単独でやりとげるのだが、その日も初雪にもかかわらず予定通り登山を敢行した。せいぜい数センチの積雪で過去にも登ったことがあったのだが、どうも記憶とは違ったルートがある。それでも先行者の足跡もあるのだから”まあいいか”と歩き出したのだった。でもやっぱりどうもおかしいと感じたので、よく見るとその足跡はいつの間にか登山靴ではなくスニーカーなのだ。しかもこれは登山道ではなく獣道だ！とっさに彼は今来た道を急いで引き返すことにした。すると自分とその足跡の他に子供の裸足の足跡が少なくとも３人ついている。ということはたった今まで自分についてきてたということになる。遭難・・・ぼんやりと頭に浮かんだがなんとか下山することが出来たそうだ。あるマタギから言われたことを思い出した。「初雪の日は登山してはいけないよ。見てはいけないものが見えちまう。普段は見えないものが、雪のおかげで見えることがあるんだ、きっとそれは命取りになるから」
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