地域: 丹南 記録者: きしやん (登録日: 2015/10/26 更新日: 2019/07/04)
ひと雨ごとに気温が下がってくる秋冷の季節になってきましたね。まだちょっと暖かい感はありますが、最低気温が8度を下回る日が続くと、山々は赤・黄などに色づき始め紅葉の見頃となるそうです。そうなるとボンヤリと思うのですが「楓(かえで)」と「紅葉(もみじ)」は何がどう違うの?・・・ということ。で、結論からいうと楓(かえで)と紅葉(もみじ)は、植物分類上は同じだと。なるほど英語圏だと「メープル」で一括りですね。でも日本人の感性では”かえで”→ 葉の切れ込み(谷)が浅く、”もみじ”→ 切れ込み(谷)が深いので『ここは区別しとかなきゃねえ』だったんじゃないかと。そういえば日本古来のカードゲームである花札の10月の10点札(鹿とモミジ)が、短冊とモミジの5点札、モミジのみの1点札とは葉の形状がハッキリと違う。あれって図案師が『モミジとカエデは違うんだぜ!』という意図があって、ワザと変えたんじゃないかなあ〜”こうよう”を漢字で書くと「紅葉」が一般的ですが、手元の(新明解)国語辞典だと「黄葉」でも間違いではないとあります。ただ発音は「おうよう」として、赤色とは区別し、褐色に変化する葉なら「褐葉(かつよう)」であると。つまり「もみじ」というのは本来”特定の木の名称”ではなくて、”葉が色づいた状態”を表す言葉だということになります。嗚呼、これでやっとこさ結論が出ましたね。でも「紅葉が紅葉しました」というのは、文字面としてなんだかなあ〜って???同じ漢字が連続してしまうのは違和感満載ですが、それで良いんです!!余談ですが「紅葉狩り」というのは来日外国人客の誤解の招くので止めるべきだというのが、僕のささやかな持論です。あれじゃ「イチゴ狩り」や「ブドウ狩り」みたいに枝をポキッとされる恐れがあると思うんですが、どんなもんでしょうかねえ。。。
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