カテゴリ: 自然 地域: 篠山城跡周辺 記録者: きしやん (登録日: 2016/08/19 更新日: 2019/07/04)
猛暑の中、街路樹や庭木として元気いっぱいに花をつけるサルスベリ。漢字で書くと「百日紅」と上位にヒットしますが、これは中国名で発音は「ヒャクジツコウ」。長い期間咲くのでこう名付けられたのでしょうが、実際には50日くらいでしょうか。色はご覧のような紅色が多いですが、まれに白や紫の花もあります。和名はそのまんまの「猿滑」で、樹皮がツルツルで木登りが得意な猿でさえ滑り落ちて登れないことからこの名前がついたのですが、実際には猿は楽々と登ってゆくそうです。猿がこのことを知ったら、さぞ怒るかと。中国では花の咲く色と期間に注目して百日紅とよび、日本では木肌に注目して猿滑と呼ぶ。気持ち的には猿滑のほうがユーモアを感じますが、思うに道教の神としても崇められてる孫悟空のいる中国に猿がいないはずはない。その猿が滑る木などという発想そのものが罰当たりなのはとうぜんで、ここはどうしても「花に注目しよう」となったのではないかとね。ちなみに欧米人から見るとクレープのように見えるそうで英名はクレープ・ミントル。それにしても今年の夏は(毎年のようにボヤいているが・・・)暑かった。家でもクルマでもクーラーをガンガンかけて、自分の所だけは涼しくしたのです。ところが勝手なもので真夏の炎天下でカメラを持ってても、そう暑くはないのですよね。いやいや・・・ここはサルスベリの花が一瞬でも暑さを忘れさせてくれたんだということにしようか。。。
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