カテゴリ: 自然 地域: 篠山市街地 記録者: きしやん (登録日: 2016/05/25 更新日: 2019/07/04)
晩春から初夏にかけて小さな白い花を咲かせます。ウノハナとは「空木花」を略した呼び名で卯月(うずき)旧暦の4月に花が咲くことからこの名前があるそうです。幹はせいぜい2メートルほどで幹が中空なので空木(うつぎ)とか。葉の縁は細かいノコギリの歯みたいなギザギザがあり、花は白い五弁花が次々と穂状に咲き、その重みでちょっと垂れ感がありますね。古人もこの美しさには大いに惹かれたようで万葉集には「ウノハナ」で24首詠まれていたそうです。ネットで調べると昔、一部の地域ではウツギの花の咲き具合でその年の豊凶を占ったという記述がありますが、あまりアテにならなかったと。これはたぶんウツギの花が春から初夏への季節の変わり目に咲き、目立つことから庶民には普及していなかった季節の節目を知るアイテムのひとつだったのかも知れませんね。
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