カテゴリ: 自然 地域: 篠山市街地 記録者: きしやん (登録日: 2015/06/11 更新日: 2019/07/04)
ようやく本格的な梅雨になったようですね。梅雨といえば蒸し暑い、カビが生えやすい・・などと不評が多いですが、雨に濡れて青色が鮮やかなアジサイの花は梅雨のセンターポジションといえるでしょう。アジサイは日本原産種で今ではお馴染みの花の多くはヨーロッパで品種改良されたものが逆輸入したものだとか。それほど本家本元なんですが日本最古の和歌集である万葉集には不思議なことにアジサイを詠った歌は僅か2首だけだそうです。そこでネットを徘徊?してみると、どうやらアジサイは色が変わるので不実なものであるということ。身近な山野草のなかでは強い毒性があって利用価値がなかったことが当時の人々の関心を無くさせたんでしょうね。ちなみに昔から愛知県蒲生郡と石川県石川市には「人に見つからずに他人の家のアジサイを盗んできて玄関に吊すと、お金が貯まり厄除けにもなる」という俗諺があるそうです。そうなるとお互いにアジサイを盗み合うのが常で、ついには村人同士が疑心暗鬼になったとか。それで見かねた住職が境内に大量のアジサイを植えて諍いを収めたそうで、今もそのお寺にはその風習が残ってるそうです。・・で生花はちょっとという家庭はアジサイのドライフラワーを半紙に包み、紅白の水引をかけて、玄関に逆さに吊して金運成就を願うとか。今年の1月24日にこのコーナーで「枯れ紫陽花」を紹介した一輪は今もすぐ目の前にあるんですが、まだその御利益はなさそうです。。。
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