カテゴリ: 自然 地域: 篠山城跡周辺 記録者: きしやん (登録日: 2015/04/30 更新日: 2019/07/04)
春の花といえばサクラが筆頭ですが、それが散ると晩秋の主役ともいえるモミジが密かに可愛い花を咲かせています。秋の紅葉は超有名ですが、春の花はあまり知られてないというかそもそも目立たないので今まであまり関心を持ってなかったというのが本音です。カエデは仲間も種類も多いのですがネットで見比べた結果、たぶんこれは「イロハモミジ(イロハカエデ)」ではないかと。これで直径4〜5ミリくらいでしょうか。モミジは雌雄同株で、新芽の芽出しと一緒に、また芽吹きの後に同じ1本の木に「雄花」と「両性花」の二つを咲かせるそうです。それにしてもこれだけ地味で小さいと虫たちが振り向いてくれないだろうと、つい余計な心配をしてしまいます。たいていの花は「ホ〜ラ!私はここにいるわよ」的なオーラ全開で昆虫や鳥の注意を引くのだけど、これは蜜や色彩のような工夫というものが皆無というか、ほぼスッピン状態ということになります。更に調べると裸子植物やイネ等の花は風媒花(ふうばいか)で花粉媒介は風に頼るので、あえて昆虫などの世話にならないと。なるほど風によって受粉するというのが本来の植物の姿なんでしょうが、これが最近の花粉症の元凶になってるとなると複雑な気もします。
このコーナーでは、市民の皆さんからの投稿写真を掲載しています。多くの皆さんからの投稿をお待ちしています。▼写真の投稿について