カテゴリ: 自然 地域: 味間 記録者: きしやん (登録日: 2013/01/28 更新日: 2019/07/04)
春を告げる花といえば節分草と福寿草が代名詞ですがコブシもそのひとつです。演歌「北国の春」にも歌われるこの花は東北地方では今でも”春を告げる花”と言われており、別名を「田打ち桜」とも称せられるそうです。なんでもその開花を待って一斉に“田んぼ仕事”が始まるからで、その芽吹きから開花の進み具合で農耕の豊凶を占ったとされます。京都ではコブシの花が咲くころに味噌を仕込むと良いとされ、古くは日本書紀に漢方薬(今でいう葛根湯)として天皇が愛用したという記述もあるそうです。篠山地方の開花は3月中頃ですがなんとなく「白い毛皮のコートに包まれて開花のエネルギーを蓄えてる」ようにも見えませんか? (^.^)